iPS細胞の大量生産装置、京大とニプロが開発(2012年11月25日 読売新聞)
京都大と医療機器製造販売「ニプロ」(大阪市)は、様々な細胞に変化できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を大量生産できる自動培養装置を開発したと発表した。 2週間で数億個と、従来法の約10倍生産できるという。 京大によると、従来は、ふた付きの容器の中でiPS細胞を培養。培養液の交換を手作業で行うほか、増殖させたiPS細胞を使いやすい大きさに分ける工程にも手間がかかった。 開発した装置は、樹脂製の袋状容器にiPS細胞を入れ、専用の培養装置にセット。培養液の交換や細胞を分ける作業は自動化されており、2週間後には容器一つあたり数千万個のiPS細胞ができる。装置には6個の容器をセットできるという。また、培養液交換時にウイルスなどが混入する危険も回避できるとしている。同社は1台2000万〜3000万円で受注生産する。 |
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