NHK〈12月15日 13時43分〉
政府は、障害者支援策を抜本的に改め充実を図るため、新たに設置した推進本部の初会合を開き、鳩山総理大臣は、障害者の権利を保護するための条約の締結を急ぐとともに、障害者への差別を禁止する法律の検討を進めるよう指示しました。 政府は、今の障害者自立支援法を廃止したうえで、障害者支援策を抜本的に改め充実を図るため、鳩山総理大臣を本部長に、すべての閣僚をメンバーとする「障がい者制度改革推進本部」を新たに設置し、15日、初会合を開きました。この中で鳩山総理大臣は、推進本部の名称のうち、障害者の「害」の字を、障害者に対して悪いイメージを与えるとして、ひらがなで「がい」と表記したことについて、「この意味を多くの人に知ってもらう必要がある。この推進本部をけん引役として、今の障害者支援策の改革に全力を尽くしたい」と述べました。そのうえで鳩山総理大臣は、障害者の権利を保護するための国連の条約の締結を急ぐため必要な国内法の整備に取り組むほか、障害者への差別を禁止する新たな法律の検討を進めるよう指示しました。 |
|