iPS抜きで神経細胞 米チームが人の皮膚細胞使い <2011年5月27日>
人の皮膚の細胞に4種類の遺伝子を入れるだけで神経細胞に変化させることに、米スタンフォード大の研究チームが成功した。皮膚などの体細胞から治療などに必要な細胞に直接、変化させる「ダイレクト・リプログラミング」と呼ばれる方法が人の細胞で成功したのは初めて。 研究チームは遺伝子4種類を人の皮膚細胞に入れて4〜5週間培養した。約半数が神経細胞の一種ニューロンになり、神経細胞として働くことも確認した。 遺伝子4種類のうち3種類は、マウスの皮膚細胞からニューロンを作る際、使った。マウスは3種類で足りたが、人の場合はもう1種類の遺伝子を追加しないとできなかった。 |
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